OHARIDA -blue-
およそ色というものが似合わない
頑なに雅びを拒む
重い蓋をこじ開ければ 流れ出る粗暴で典雅な赤を誰も止められないから
風もない 静止な夜は
青いものが縁どりながら 隙間なく染めてゆく
そんな場所もある
2012年10月
この場所は7世紀初め頃、推古天皇の皇居であったと言われる小墾田(おはりだ)。
聖徳太子も法隆寺から馬で通ったであろう宮跡とされています。
猛々しさと雅が混在した宮廷文化の礎となった、この時代の歴史にまるで蓋をするかのように寡黙に佇む。
OHARIDA -blue-
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